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友人のオカザキレオさん、

にゃん椿3号さんの合同企画

「君と夏祭り」
 

2015/08/31 作成

恋するリンゴアメ

Poetry

~詩~

※2015夏企画※

暗闇に一筋の光
空に吸い込まれるようにスッと上がり
パッと散った

 

夜空に広がるそれは
となりにいる君の頬を照らす

 

赤く瞬いたのは
君が一口かじったリンゴアメ

 

一瞬で取り戻した色彩は
音さえも連れてきた

突き上げるように弾ける音は
きっと
花火の音だけのせいではないよね
ほんのり色づいた君の頬に
そっと
手を添えて

 

僕らは誰にも気づかれないように
互いの距離を縮める

 


再び花火は大きく上がる
花火を背にした君が キラキラと輝く

 

数秒前も同じ景色を見ていたはずなのに
まったく違う景色に見えて
照れて笑う君が
同じことを思っているように思えて
はずかしいけれど うれしい

 

今度は
手と手を触れ合ってゆっくり歩こう
明日も 明後日も

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